「実家の片付けに取り組んでみても、なぜか全然進まない…」
「親がモノを捨ててくれない!価値観が違いすぎてイライラする…」

実家の片付けって、どうしてこんなに進まないのかしら。。。
「40代から始める片付け|リバウンドなし&不用品売却ガイドブログ」のりょうこです。
40代、仕事に家事に、子育てにと毎日大忙しですよね。
以前の私は、実家に帰省するたびに、どんどん増えていくモノと、それを手放そうとしない親の価値観にモヤモヤしていました。
「なんでこんなに使っていないものがあるのに捨てられないの?」
「このままじゃゴミ屋敷になっちゃう…」
と、焦るばかりで、親との間に溝ができてしまうことも。
でも、あるとき、この「実家の片付けが進まない理由」と、親との価値観ギャップに向き合うためのヒントを見つけたんです。
この記事では、かつての私と同じように「実家の片付けが進まない」と悩む40代のあなたに向けて。
その根本的な理由と、親との関係性を壊さずに片付けを進めるための具体的な方法を、私の過去の失敗談も交えながら徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたもきっと「これなら私にもできる!」と、前向きな気持ちで実家の片付けに取り組めるはずですよ。
なぜ「実家の片付け」は進まないのか?親と子、それぞれの理由
実家の片付けが進まないのは、決してあなたの努力が足りないわけではありません。
そこには、親と子、それぞれの心理や状況が複雑に絡み合っているんです。
理由1:親世代特有の「もったいない」価値観
戦後の物資が乏しい時代を経験した親世代は、「もったいない」という価値観が非常に強いです。
「いつか使うかも」「まだ使えるのに」と、モノを手放すことに抵抗があります。
背景: 貧しかった時代を経験し、モノを大切にする気持ちが根強い。モノがあることで安心感を得ている。
理由2:親の体力・気力の低下
高齢になると、片付けをするための体力や気力が低下します。
重いモノを動かすのが大変だったり、細かな分類作業が億劫になったりします。
背景: 若い頃は片付けが得意だった親も、年齢とともに能力が低下している可能性がある。
理由3:親にとっての「思い出の品」が多すぎる
実家には、親が長年かけて築き上げてきた生活の証であるモノがたくさんあります。
一つ一つに思い出が詰まっているため、仮に本人が不用品だと分かっていても手放せないのです。
背景: モノ=思い出という感覚が強く、モノを手放すことが過去を捨てるように感じてしまう。
理由4:子ども側の「どこから手をつけていいか分からない」途方に暮れる気持ち
私たち子ども世代も、実家に大量のモノがあると、「どこから手をつけていいか分からない」と途方に暮れてしまいますよね。
仕事や家庭との両立で、片付けにまとまった時間を取れないことも理由の一つです。
背景: 片付けの経験が少なく、全体像が見えないため行動に移せない。
理由5:親と子の「価値観のギャップ」による衝突
親と子の間で、片付けに関する価値観にギャップがあることも、片付けが進まない大きな原因です。
「子どもが勝手に捨てようとしている」と親が感じたり、「親がモノを溜め込む」と子どもが感じたりして、衝突が起こりやすくなります。
背景: 世代間のライフスタイルや消費観の違い。
私も実家の片付けで、何度も親と衝突しました。
「これはいるでしょ!」「どうして勝手に捨てるの!」と言われたり…。
親がモノを手放せない理由が分からず、イライラしていましたね。
でも、両親が生きてきた背景を理解するようになってから、意識や声かけが変わりました。

両親の人生や価値観を理解することで、私の態度が変わりました。
それとともに、片付けも一歩ずつ進むようになりました!
親との関係性を壊さない!価値観ギャップを埋める話し方と接し方
実家の片付けで一番大切なのは、親との関係性を壊さないことです。
価値観のギャップを埋めるための話し方と接し方のコツをご紹介します。
コツ1:「一緒にやろう」と寄り添う姿勢で声かけする
「片付けてよ!」と命令・要求するような言葉はNGです。
親の気持ちに寄り添い、「一緒に」という姿勢で声かけをしましょう。
NG例: 「いつになったら片付けるの?」「早くこれ捨ててよ!」
OK例: 「お父さん、お母さんの手伝いがしたいんだけど、何か手伝えることあるかな?」「一緒に少しずつ片付けてみない?」
ポイント
自分が言われて嫌な言い方はしないことです。
これは親であっても、子どもであっても同じことです。
また、「あなたのため」ではなく、「一緒に快適に過ごしたい」という気持ちを伝えるのもいいですね。
スッキリした自宅で過ごして欲しいですしね。
私の体験談
私も最初は「片付けてよ」と言ってしまっていました。
が、ある日「お母さんが元気なうちに思い出話を聞きながら片付けしたいな」と言ったら、親が少しずつ乗り気になってくれました。

ほんの少しの気遣いで、驚くほど動きが変わることがあります!
やっぱり気遣いは大事です。
コツ2:感謝と労いの言葉を伝える
片付けは、親にとっても大変な作業です。
感謝と労いの言葉をたくさん伝えましょう。
具体例
- 「いつも手伝ってくれてありがとう!」
- 「おかげでめっちゃ片付けが進んだよ!」
ポイント
些細なことでも褒めることで、親のやる気が向上し、協力的になります。

みんなでがんばったご褒美に、おいしいお菓子なんかを準備しておくのもいいですね!
コツ3:親の思い出やエピソードを傾聴する
モノには思い出が詰まっています。
片付けの過程で出てくるモノについて、親の思い出話をじっくりと聞きましょう。
効果
- 親は「自分の気持ちを理解してくれた」と感じ、安心感を持つ。
- 親とのコミュニケーションが深まり、関係性が良好になる。
- モノを手放すことに納得しやすくなる。
私の体験談
古いアルバムを片付けていたとき、親が若かった頃の写真が出てきて、そこから昔のエピソードをたくさん話してくれました。
片付けが、親との素敵な時間に変わった瞬間でした。

両親の知らなかったエピソードを聞けました。
片付け時間は伸びましたが、意外な一面を知れて良かったです!
コツ4:「捨てる」以外の選択肢を提案する
「もったいない」という気持ちが強い親には、「捨てる」という言葉ではなく、別の選択肢を提案しましょう。
具体例
- 売却: 「これはまだ使えるから、フリマアプリで売ってみない?」
- 寄付: 「必要としている人に寄付する方法もあるよ」
- デジタル化: 「写真はデータにして残しておこうか?」
- 譲渡: 「誰か欲しい人に譲るのはどう?」
ポイント
親の心理的負担を軽減し、モノが有効活用される喜びを感じてもらうことです!

捨てる以外の方法は私たちの場合と同様に、とても有効です。
売却益でおいしいものを食べるのもいいですね!
【実家片付けが進まない時の対処法】具体的な実践ステップ
親とのコミュニケーションが取れるようになったら、いよいよ具体的な片付けの実践ステップです。
無理なく、リバウンドなしで片付けを進めるためのコツをご紹介します。
ステップ1:「小さな場所」から「スモールスタート」を切る!
いきなり家全体を片付けようとすると、親も私たちも途方に暮れてしまいます。
まずは小さな場所から始め、成功体験を積み重ねましょう。
具体例
- 玄関の靴箱
- リビングの引き出し一つ
- 洗面台の下 など
効果
- 親の心理的負担が少ない。
- 達成感を実感しやすく、やる気につながる。
- 片付けの方法や段取りを学ぶ良い機会になる。
ステップ2:「いるモノ」「いらないモノ」「迷うモノ」の基準を共有する
親と子でモノの判断基準を共有することで、価値観のギャップを埋め、スムーズに片付けを進められます。
具体例
- いるモノ: 今後も使用頻度が高いもの、どうしても手放したくない大切な思い出の品。
- いらないモノ: 1年以上使っていないもの、壊れているもの、複数あるもの。
- 迷うモノ: 一時保管ボックスに入れ、期限を決めて再検討する。
ステップ3:「共有スペース」から取り組む!家族みんなの意識を変える
個人的な部屋よりも、リビングやキッチン、玄関などの共有スペースから片付けを始めるのがおすすめです。
効果
- 片付けの効果が目に見えやすく、家族全員が変化を実感しやすい。
- 家族みんなで片付けのルールを共有するきっかけになる。
私の体験談
我が家は、まず玄関の靴箱から片付けを始めました。
使っていない靴が大量にあることに気づき、手放す基準を共有して片付けたら、玄関がスッキリして気持ちが良いと親も喜んでくれました。

ひとつの成功事例が片付けを進める大きな推進力になります!
小さくてもいいので、成功を積み重ねていきましょう。
実家片付けの「最終手段」と「心構え」
どうしても片付けが進まない場合や、親の健康状態に不安がある場合など、最終手段や心構えも知っておきましょう。
最終手段1:専門業者の活用を視野に入れる
自分たちだけでは限界があると感じたら、不用品回収業者や生前整理アドバイザー、遺品整理業者などの専門業者の活用を検討しましょう。
メリット
- 効率的に片付けが進む。
- 体力的・精神的負担が軽減される。
- 専門知識や経験に基づいたアドバイスが受けられる。
注意点
費用がかかるため、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
口コミもしっかり確認しましょう!
最終手段2:地域の行政サービスや福祉サービスに相談する
高齢者向けの生活支援サービスや、不用品回収の行政サービスなどを利用できる場合があります。
メリット
- 費用を抑えられたり、地域の専門家と連携できる場合がある。
心構え
一度に完璧を目指すのではなく、「継続」を目標にしましょう。
実家の片付けは、一度に完璧にするのは難しいです。
自宅でも一気に済ませるのは不可能ですからね。
だからこそ、実家の片付けは親のペースや自分たちのペースで「少しずつ」「継続」していくしかありません。
親の意思を尊重しながら丁寧に進めていきましょう。
私の体験談
私も、親の体調が優れない時期は、無理に片付けを進めず、業者さんに相談することも視野に入れました。
親が元気なうちに片付けに取り組むことの重要性も感じました。

実家の片付けに取り組むのは難しいです。
でも、がんばって早めに取り組むことをおすすめします!
まとめ:親との絆を深める「実家片付け」で、後悔のない未来へ!
「実家の片付けが進まない」と悩んでいたあなたも、この記事を読み終えた今、片付けへの一歩を踏み出せそうな希望が湧いてきたはずです。
実家の片付けは、モノを整理するだけでなく、親と子の関係性を見つめ直し、未来の暮らしを話し合う大切な機会です。
親の気持ちに寄り添い、感謝を伝え、小さなステップから始めることで、きっとスムーズに片付けが進むでしょう。
「実家の片付けが進まない」という悩みは、多くの40代が抱える共通のものです。
一人で抱え込まず、親との絆を深める実家片付けに挑戦してみませんか?
後悔のない、スッキリとした未来が、もうすぐそこまで来ていますよ!